MAKYOと同じく、今回ダキニよりリリースのTOIRES(トワレズ)は、あらゆる文化やジャンルの狭間に位置するアーティストだ。既存の文化をミックスさせて、今までにないものを生み出すことを探究していて、特に西洋と中東、また伝統的なものと現代的なものの間に座している。
フランス国籍のフロリアン(トワレズ)は、モロッコの女性と結婚し、北アフリカ地域、マグレブを長らく旅し回った。このアルバムはその旅行記のようで、深いベースや催眠的ドラムループを土台に、旅の途中で出会った音や印象が、表現豊かに音によって綴られている。古いモロッコの歌 (Disc-1, track 11 "Layoun Lokhdor") を使用したり、ナターシャ・アトラスとのセッション (Disc-1, track 4 "Sanati") をフィーチャーしたりしていて、各曲のアイデアは、サハラ沙漠からリビングルームまで、様々な場面で生まれたものだ。
(トワレズは今作品後にもナターシャ・アトラスとともにいくつか新曲を制作している。乞う御期待!)
"Sanati(サナティ)"はアラブの音 (〜生演奏とサンプルをどちらも使用〜) をふんだんに取り入れたコラージュのような作品で、"Oued(ウエド)"はそれに比べてエレクトロニック&アンビエントの音の印象が強い(まるで砂漠の星を放浪しているような印象だ)。
彼の曲はBlue Room ReleasedやInfiniumのような様々なコンピレーションに収録されてきたが、今回の"Oued-Sanati"は、'97年から2001年に至るまでの彼のワークをすべて集結させた作品となった。このアルバムがエスノ・アンビエントのファンを始め、確実に受けられる作品となるだろう。
最後に、西洋とイスラムの間で、文化・政治・宗教などにおける隔たりがより広まっている時勢に、TOIRESの音楽はそのギャップの橋渡しのひとつになってほしいと思う。
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Disk-1 (Sanati) |
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Disk-2 (Oued) |
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1.
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Haytama |
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1.
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Lelital |
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2.
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Kamoun Soufi |
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2.
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Barmanu |
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3.
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Ma Wa'l Hob |
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3.
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Honeymoon in Africa ||| |
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4.
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Sanati |
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4.
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Azif Laile |
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5.
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Market Beach |
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5.
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Smoking Gun |
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6.
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Mustahil |
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6.
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Tali |
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7.
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Nabab |
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7.
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Kia |
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8.
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Sidi'h Bibi |
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8.
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Menara |
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9.
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Toinet |
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9.
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Nafas Al Ayat |
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10.
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Bessma |
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11.
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Layoun Lokdhor |
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TOIRES ディスコグラフィー
- トワレズ フル・アルバム
"Hemisphere" (個人リリース, '96)
- "Lelital": Blue Room コンピレーションアルバム,
"More Signs of Life" (Blue Room Released, '98)
- "Honey Moon in Africa lll": Chall'o Music コンピレーションアルバム, "Nirvana Lounge"
(Chall'o Music, 2000)
- "L餌lam": Infinium コンピレーションアルバム,
"Fahrenheit Project Part l" (Infinium, 2000)
- "Digital Mystery Tour" (Twisted, 2001)
※Stephan Holweck (Total Eclipse/France) と Michio Baba (Japan) とともにコラボレーション